最近、昔はやった原野商法が新たな形で広まっているみたいです。
原野商法とは、二束三文の土地を価値があるかのように伝えて高値で売りつける詐欺です。
価値のない土地は、景気が良いであろうと不動産バブルであろうと価値ないものは価値ないです。
それを値上がりしてます。とか将来的に儲かる等のセールストークに騙されてバブルの時に騙されて問題になりました。
こんにちは。
台東区上野で不動産問題解決コンサルティング仲介の
株式会社ユー不動産コンサルタント脇保雄麻です。
マンション価格が上昇続けております。数年前に購入したマンションも今やざらに1千万円以上高く売れてます。
そんな中で便乗値上げ!?されている不動産もあるわけで、、、、。
価値ないような物件に何故そんな価格??っていう不動産も存在します。
今回は、詐欺被害にあわないためにも参考になるように解説していきたいと思います。
原野商法での被害
原野商法とは?
原野商法とは、先ほども簡単に触れましたが、価値のないような物件に将来値上がりします。と騙されて全く価値のないような物件買わされてしまったというもの。
昭和のバブル頃にあったみたいです。
昭和バブルのころは、私は不動産の事は右も左も全く分からない小学生でした。
当時「シーマ現象」って言われて
日産の高級セダンのシーマが飛ぶように売れて「シーマ現象」って言われておりました。
完全に余談ですが、
私の友人で昭和バブル当時のシーマを見て、その車にあこがれて
二十歳になってシーマを購入して約20年間乗り続けていたみたいです。
しかもバブル当時に流行ったモデルのY31型式のシーマ。
ちなみに女優の伊藤かずえがY31シーマを30年乗り続けてニュースになっておりました。
20年シーマ乗り続けた友人が車買換えるとき、
長年乗り続けた愛車を手放した後に誰かに乗られたくないという思いから
業者にスクラップを依頼しておりました。
それだけ長年乗り続けた車に愛情を感じました。
さて、話がだいぶそれてしまいましたが、
原野とは、耕作の方法によらないで雑草,かん木類の生育する土地とされていて登記の地目の一つです。
ようするに宅地前の土地であったり、そもそも家が建たないような土地だったりするわけです。
誤解を招くといけないので説明すると原野自体に価値が無いと言っているのではありません。
原野自体でもひと手間加えると価値がある不動産に変わることだってあるんです。
それを見分けるのが不動産のプロの仕事です。
例えるなら、
宝石商がダイヤの原石を見て、ダイヤモンドと分かるようなものです。
しかし、詐欺師たちは単なる石ころをダイヤの原石だと言って石ころを高値で売りつけるのです。
原野商法というのもそれと同じです。
先ほどの友人が愛車20年間乗り続けた話ではありませんが
どんなに将来値段が上がると思い続けて持ち続けたところで
利用価値すら全くないような土地は、資産ではなく単なる負担でしかないです。
よく不動産の「不」の文字を「負」と置き換えて『負動産』と言われたりしますが
原野商法で騙されて買ってしまった不動産は負動産の一つということです。
原野商法の二次被害とは
原野商法で価値のない土地をバブルの頃に高値で買わされて
売るにも売れなく困っている所有者がたくさんいます。
そういった人に高値で買い取りますとアプローチして境界を明確にするのに測量が必要だから
測量代を請求して先に測量費用を振り込ませて消えてしまうという事例の一つが原野商法の二次被害です。
先日ニュースで見た新たな原野商法の二次被害として
高値で買いますと所有者にアプローチしてきて
節税対策と言われ別の不動産購入させられてしまう被害みたいです。
不動産リテラシーの必要性
物件情報自体に価値がある訳ではない!!
市場で売り出されている物件であれば、通常はどこの不動産仲介会社であろうと扱うことが出来ます。
しかしながら、
昔よりは少なくなってきているものの情報を囲い込んで売物件の仲介を依頼を受けた仲介会社は
買主側の他社仲介会社をシャットダウンして買主に物件を紹介できないようにしていたりします。
レインズでもいろいろと対策されているみたいですが、情報囲い込みは手口が巧妙になってるってことです。
最近だとエージェント制をうたい文句にしているけど中身は同じ会社の人間で売主側仲介担当と買主側仲介担当と分けているだけの話だったり、
オークション形式で売却をうたい文句にしているけど、不動産買取業者が買主になっているだけで他社仲介会社がオークションに参加できない仕組みだから売主としては結局市場で売る価格の6割から7割の価格でしか売却できなかったり。
大手仲介会社でも売主と買主からの両方から手数料を収受しようとする仕組み作りに一生懸命になっている事が多いです。
これって完全にどうやったら儲けられるかって事にフォーカスされていて、
お客様がどうしたら喜ばれるサービスを提供出来るかって事が二の次になっている感じです。
完全に逆だよ!
だから不動産仲介業は物件紹介業だと思っている人が多く未公開物件に価値がある物件と勘違いされてしまう。
未公開物件自体に価値がある訳ではない。
消費者も不動産リテラシーの必要性
一般消費者にとっても必要最低限の不動産リテラシーは必要です。
物件購入理由が営業マンに勧められたから購入したというのはあまりにも危険すぎます。
プロ並みに不動産知識を習得する必要があるという事ではなく
最低限に営業マンを見極める目と価値ある物件を見極める基礎知識はあるに越したことがありません。
あなたにとって良い物件と他の人が良い物件は違います。
誤解をしないでいただきたいのが営業マンが勧める物件が全てダメだというのではありません。
あなたの価値基準にあっている物件ですか?
何故良いと思える物件なんですか?
不動産仲介の営業マンは、契約して初めて手数料が収受できます。
どうやって契約してもらおうかと考えている営業マンは、
売主からも手数料がもらえる物件ばかりをお勧め物件ですと紹介してませんか?
どうしたら価値ある物件を提案できるか考えている営業マンは、
あなたが欲しいと思っている物件であっても、あなたにとっては価値が無いと判断すれば
明確に理由を述べて買わない方が良いとアドバイスもしてくれるはずです。
どこの会社から購入するか?ではなく、誰から購入するか
一昔前であれば情報自体に価値があったのですが、今や情報があふれかえっていてGoogleで検索すれば情報をたくさん得られます。
これは不動産業界に限った話ではありませんが
たくさんある情報の中で何が正しくて何が価値あるかをお客様ごと問題点を定義して解決策を提案していくのがコンサルタントとしてあるべき仕事だと思うんです。今後はそういった仕事をAIがとって変わるという方もおりますが私は違うと断言します。
AIは膨大な量の情報を処理して解析するツールでしかないです。
お客様は悩みに対して何が問題かは分からなかったり、
問題点を定義することにより解決策が提案されることはAIではなく
人と人とのコミュニケーションにより発見されるものだからです。
AI→大量の情報を処理し解析するツール
営業マン→問題発見し解決策を提案
経験の差やスキルはAIがとって変わると言われますが
それは大量の情報を処理して解決する能力でしかないです。
人と人とのコミュニケーションによってわかる問題定義と解決策の提案は
営業マンの経験や知識とスキルによるものです。
営業マンの仕事は今後なくなっていくと言われております。
不動産仲介業は将来的に無くなるとも言われていたりします。
それは昔ながらの気合と根性の営業は無くなるという意味で
将来的に営業マンの仕事は無くなると言っているのだと思います。
大量の情報を集め物件を紹介していくっていう営業マンは無くなるという言ことです。
それはAIがとってかわるからです。
どこの会社が良くて、どこの会社が悪いという事は決してありません。
担当する営業マンの経験や知識とスキルによって結果が大きく変わってくるという事です。
不動産取引の成功の秘訣をお伝えするのなら
どこの会社に依頼するかではなく誰に依頼するかがポイントという事です。
まとめ
不動産取引に関わらず景気が良い時も悪い時も詐欺による被害は出てくると思います。
取引後の後悔を無くすためにも不動産取引の基礎的な知識は一般消費者もある程度は必要です。
そのうえで相手を見極める目が必要となってくるのですが、
取引の利害関係がない第三者に相談することや取引においてアドバイザーを付けるという事も大切になってきます。
大量の情報があふれかえっている中で何が良くて何が良くないかを見極めるためにも
取引の上でのアドバイザーの相談は重要です。
取引の利害関係がない第三者的な立場で相談されたいという方は、当社までご相談ください。
都市部を中心にマンション価格が上昇しております。しばらくこの傾向は続いていくと思われます。
どんなに景気が良くなろうと不動産価格が上昇し続けようと
どう展開していっても利用価値や需要を見いだせない物件はそもそも高値で買いたいという人はいないです。
それをあたかも価格が上がる可能性がるから高値で購入させたり、
高値で買主がいる等で取引を進めるはき危険です。
そんなのは単なる石ころをダイヤの原石ですと言って取引させているのと同じです。
石ころは、どんなに磨いても石ころです。
石ころかダイヤの原石か見極めるのがプロの仕事です。
その不動産がダイヤの原石かそうでないかを見極めるのが不動産のプロの仕事であって
その人の経験や知識とスキルによって結果が大きく変わるという言ことです。
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