こんにちは。
台東区上野で不動産問題解決コンサルティング仲介の
株式会社ユー不動産コンサルタント脇保雄麻です。
今回は、「不動産価格の過去10年の推移」についてです。
2008年から2018年の不動産価格指数推移です。
2013年からマンションの価格が右肩上がりなのが気になります。
アメリカの投資銀行リーマンブラザーズが経営破綻した
リーマンションが2008年です。
グラフからみると2009年に底を打ち、それまではマンション価格推移は戸建より下でした。
それが2010年を過ぎたあたりからマンションと戸建価格推移が逆転して
2013年を過ぎたあたりからはマンションが右肩上がりに上がり続けております。
これには様々な原因があると考えられます。
上記グラフは、建築費指数価格推移(RC)です。
ちょうどマンション価格が上がり始めている2013年頃から建築費も上がってきております。
この2つのグラフから読み取れることは何か?
経済政策のアベノミクスが2012年の頃です。
安倍首相が提唱した3本の矢
- 大胆な金融政策
- 機動的な財政政策
- 民間投資を喚起する成長戦略
物価上昇率2%を目標に未達で批判が多かったと思いますが
マンションの価格に関しては異様な上昇推移ですよね。。。
アベノミクス提唱と同時位に中国人の不動産投資需要が増えていったと思います。
湾岸エリアにタワーマンションがどんどん建築されて行って
東京オリンピックが開催決定されてマンション業界はウハウハだったと思います。
住居としての実需での不動産需要よりも投資での不動産需要が高まって
マンション価格が右肩上がりに上がっていったのではないかと推理しております。
中国人投資家は戸建にも投資用として不動産購入しますが
マンションが何故か人気なんですよね。
不動産流通の現場に携わっている我々にとっては
住宅としての実需よりも不動産投資需要が高まったせいで不動産価格が上がったと思っております。
まだ住宅ローン金利が低金利で推移しているので購入需要高いものの
エリアによっては相場よりもかけ離れて上昇している感じはしております。
昨今の不動産投資向け不正融資が問題になったり
中国人のタワマン爆買いがなくなったこともあり
今度は、中国人投資家の間では、購入した不動産を売却している動きが徐々に高まってきております。
爆買いしていた不動産を今度は爆売りしだしたら
不動産市況はどうなっちゃんでしょうかね。。。。
株式会社ユー不動産コンサルタント
脇保雄麻
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