中古戸建で見るべきポイント
【質問】
中古物件を購入したいと思い、何社か不動産業者様を通して住居用戸建て物件を見させて頂いている状態です。
基本的にお勧めされるのは新築物件な気がしますが、100万でも違うと言うのはやはり大きいと考えているので、ここぞと言う中古物件は前向きに考えたいです。
その上で中古ならここは絶対に確認しておいた方が良いと言うような所はあるでしょうか?
諸条件が様々あるので一概に言うのは難しいと思いますが良い所だけでなく、悪い所も理解した上で購入したいと思いますので代表的な失敗例等教えて頂ければ嬉しいです。
不動産コンサルティング解決
こんにちは。
不動産問題解決コンサルティング仲介の株式会社ユー不動産コンサルタント脇保雄麻です。
物件を見るときにどこを見れば良いかと言うと、建物そのものと宅地部分はどうかを見ています。建物単体と宅地部分で簡単に見るポイントお伝えします。
【建物】
新築だからいいとか、中古だからダメというのは、個人的には全くないと考えております。
どうしても築年数が経過すると建物価値がゼロと評価される傾向がありますが、築年数が古くても良い物件はたくさんあります。
建物構造だったり造りが良ければリフォームすればいくらでも価値ある建物だと思います。
しかしながら、
そういった物件を案内されて見ただけでは、わからないと思います。
ポイントとしては、
新築時の竣工図等残してあるかや検査済証があるかも見ておくところです。新築時にこだわって建築した建物であれば、売主も資料等残していたりする事もあります。また出来ればわかる方に建物の劣化具合等は見てもらった方がいいですね。
また、既存住宅状況調査(インスペクション)を実施して劣化事象等を調査してもらうのも一つの安心材料になると思います。
既存住宅状況調査に関しては下記で記載しました。
見た目がキレイでも建物そのものに問題があると長く過ごせないです。リフォームする事で簡単にごまかせてしまうので、見た目に騙されないようにする事です。
【宅地部分】
更地になったとしても土地だけでも需要があるような土地かどうかが基本的には大切だと思います。
道路の接道状況や敷地内の埋設管の状況も建替えを考えた時に左右される所なので確認しておく所です。
また坂や高低差があるような土地の場合、敷地の擁壁がある場合は注意が必要です。2m以上の擁壁の場合、構築物としての建築確認が必要であったり、建て替えたら有効宅地部分が減ってしまったという事もあります。
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