テレワークが普及してくると広々とした土地で住宅を建てたいというニーズも高くなってきます。

そうなると趣味のガレージが欲しくなる。。。

 

こんにちは。

台東区上野で不動産問題解決コンサルティング仲介の

株式会社ユー不動産コンサルタント脇保雄麻です。

 

今回はガレージとカーポートについてです。

 

メリットや固定資産税も異なる

一戸建ての駐車スペースのプランには、スペースだけを確保し床面はコンクリートやレンガなどを敷き詰めるプランやガレージ(車庫)を設けるプラン、屋根(カーポート)を設置するプランや建物本体に組み込むプラン(ビルトインガレージ)などが考えられます。

テレワークが普及し、その設置場所に大きな俺の隠れ家的ガレージを計画されている方もいるのではないでしょうか?

そのような状況の中、新築でもリフォームでも多く取り入れられるのが、エクステリアメーカーのカーポート商品を設置するプランです。

ガレージ設置のメリットや種類や固定資産税の関係も異なってきます。

 

カーポート設置のメリット

「カーポート」とは、柱と屋根だけの簡易的な車庫のことを指します。

壁もありしっかりと守られている車の部屋のようなものは、「車庫」や「ガレージ」と呼ばれるます。

カーポートは屋根と柱だけで作られる事が多く、壁がないため、横からの雨風に弱いのではないかと思われますが、ほとんどの雨は防げます。

そして車の大敵である紫外線を防ぐことが出来るため、車を長持ちさせる効果があります。
その理由としては車には多くのプラスチックが使われており、カーポートを設置することで、車への紫外線の到達はかなり少なくなり、結果としてプラスチック部分の劣化を大幅に防げるようです。

 

カーポートのポイントや種類

カーポートを購入する際には、下記のようなポイントを踏まえて選びましょう。

・車は何台駐車するのか?
・駐車する車の大きさはどれくらいなのか?
・駐車する車の高さはどれくらいなのか?
・積雪や強風に強いものを選ぶべき地域なのか?
・デザインや色、雰囲気はマッチしているのか?

また、カーポートには多くの種類があり、どのようなニーズで必要なのか、そして設置場所はどんな場所なのかを踏まえて検討される事をおススメいたします。カーポートの主な形状を下記にまとめさせていただきました。

 

【カーポートの主な形状】

片流れタイプ

 

2本、もしくは3本の柱が片側だけにあり屋根を支えている、よく見るタイプの形状です。
駐車の際に柱が邪魔になりにくいので、狭い敷地でも車の出し入れがしやすいタイプです。

 

 

両側支持タイプ

 

片流れタイプと違い両側に柱があるため、しっかりと屋根を支えるタイプです。
デザインだけではなく性能的にも安定感があるので、積雪などに備えたい場合におススメです。

 

カーポートの主な屋根材の種類を下記にまとめさせていただきます。

【カーポートの主な屋根材】

 

塩化ビニール製

 

塩化ビニールは、透明で波型になっている屋根にも使われている素材です。カーポートではガラス繊維を含み、よく見る屋根より強度を高めています。安価ではあるものの、他の屋根材に比べると耐久性が低く、紫外線防止効果も低めの傾向です。

 

ポリカーボネート製

 

強化ガラスの150倍もの強度があり、耐火性にもすぐれており、さらに紫外線を90%以上カットする効果もあるため、現在の屋根材で種類になっている素材です。さらに他の素材を加えることで、熱吸収や汚れに強くするなど付加価値をつけることができます。

 

金属板

 

台風の発生が多い地域や豪雪地域などでは、金属板の屋根をつけることが一般的です。ですが金属でできている屋根を支えるために、しっかりとした柱を立てる必要があるため、最も高価な屋根材です。

 

 

気になるのがカーポート設置にかかる費用相場については、種類やサイズ、駐車台数、カーポートの屋根を支える支持方式やカーポートの屋根材により値段が変わりますが、一般的に20万円~80万円くらいが相場のようです。

特殊なものでは100万円を超える場合があります。

また、そのカーポート台と併せて施工価格が必要です。

 

施工の価格は場所や状況によって変わりますので、近くの施工会社に相談をしましょう。

そしてカーポートの販売と施工を一緒にやってくれるところの場合は、工事費込みになったり割り引きになったりする場合があるので、カーポート本体価格と工事費、そして保証などを加味しながら依頼業者を選び、ご検討いただければと思います。

また、すでにカーポートを設置している場合、カーポートの耐久年数は10~20年ほどが一般的なようです。

大切な車を愛車(最近はあまり使わなくなったようですが・・・。)と言ったりしますが、愛車を傷つけることがないように、定期的なメンテナンスや買い替えを忘れないようにしなければなりません。

 

カーポートって固定資産税かかるの?

一般的に固定資産税は固定資産課税台帳に登録されている土地や建物の価格を基に、1.4%の税率で各市町村に払うものです。

各市町村が現場調査したときに、そのものがあれば課税される仕組みになっています。

もちろん固定資産税は安い方がいいのは理解できますが、そもそもカーポート設置で固定資産税は変わるのでしょうか?

 

答えはカーポートを設置したからと言って、固定資産税が増えることはないです。

 

一般的に固定資産税の課税対象になるものは、以下の3つを満たしているものです。

  1. 屋根があり、三方が壁に覆われている(外気分断性)
  2. コンクリート基礎などで、地面に固定されている(土地定着性)
  3. 居住、作業、貯蔵などに利用することができる状態にある(用途性)

 

上記は固定資産税非課税のカーポート(写真右)と固定資産税課税対象のガレージ(写真左)です。

 

一戸建て住宅を購入する場合、カーポート設置する場合もあろうかと思います。その際には上記のような内容をぜひ、ご確認いただければ幸いです。

コロナ禍で住宅に対する考え方も変わりつつあります。ぜひ、今後の参考にお役立て下さい。

 

 

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