床が下がって扉が外れる!?
「床が日に日に下がってドアが外れ落ちました!!」
賃貸管理している物件の入居者様からの突然の連絡です。
床が下がるってことある?
木造住宅ならシロアリや床ネダの腐食等考えられるけど、
マンションの一室での出来事でした・・・・・
こんにちは。
台東区上野で不動産問題解決コンサルティング仲介の
株式会社ユー不動産コンサルタント脇保雄麻です。
今回は、悪徳リフォームでの施工した物件で起きた出来事をお伝えします。
床が約3cm沈んでました
管理してる賃貸物件の入居者様からの連絡です。
「床が日に日に下がってドアが外れ落ちました!!」
マンションの一室で床が沈むってどういう状況?
正直どういう状況かは連絡受けて分かりませんでした。
扉の建付けが悪くなってドアが外れたのであろうと現場にすぐに駆け付けました。
現場を見たら確かに床が最大3cm沈んでおりました。
部屋から押入れにかけて傾斜しております。
床が沈んだ原因をいくつか想定する
入居者様から「僕の体重が重くて床が日に日に沈んでいったかと思いました。」
そんな事を言われて、体重で床が沈むってあり得ないです。他に原因がありますが床を剥がしてみないと原因がわかりません。
(体重制限がある部屋なんてないです(笑))
床が下がっているという事は直貼り方法ではないといいうことが分かります。
マンションのフローリングの場合、コンクリートスラブに直接フローリングを張る直貼り工法と床束でスラブから高さを上げてフローリング貼る施工方法があります。
今回は、床束でスラブから床高が上がっております。
おそらく、床束かネダが腐食か外れたかで
床が下がってしまったんだろうなと想像はつきました。
床を一度剥がしてネダを組みなおす必要があるため、
オーナー様からの同意が必要となります。
取り急ぎ、入居者様に説明して後日工事にう事にしました。
床が火事になってました!!
上の写真は、押入の床を剥がした状態です。
床を剥がしたら正直驚きました!!
床ネダが墨になってました!!
そりゃ墨になったネダの上に床貼っていたら、そのうちネダがくづれるよなあ。。。。
おそらく過去に押入れ部分が火災で燃えリフォームしたことが想像つきます。
洋室のフローリングは古いフローリングの上から新しフローリングを重ね張りしておりました。
こんな状態だったらネダをやり直すのが普通なんだけど、、、
墨になったネダにそのまま床貼ったんだと思います。
この物件は、途中オーナー様が変わっておりますが
入居者様は10年超住んでおり事情等知っているかどうかヒアリングしました。
賃貸契約時には事故物件等の話は一切聞いておらず
2年間空き物件だったというらしいです。
切って貼ってごまかせるリフォーム!?
よく不動産営業マンは(私も不動産営業マン?の一人だが)、
リフォームしているから問題ない。とか、リフォームしているからキレイだから良い物件です。とはセールストークしている人見かけますが、、、、
それって間違いです!!
リフォームしていたら中身分かんないじゃん!!
今回の事例のようにリフォームって、
極端な話は切って貼ってでいくらでもごまかせてしまう。
だからリフォームしているから安心ではなくチェックすべきところはチェックしておくべきだと思います。
表面的にきれいでも中身はどうなの?
点検口があれば最低限目視でもわかる範囲で見れるところもあります。
リフォーム済の物件でこの仲介会社は、手数料が無料だからお得!!
ではないです!!
何故、仲介手数料が発生するのか?
依頼者の立場になって安心して取引してもらうためです。
手数料が安いとかリフォームしていてきれいだからといっても結局高くつくことになる可能性だってあります。
安かろう悪かろう物件を取引しないためにも信頼できる相談者としてプロである不動産仲介業者やコンサルタントがいるわけです。
物件を紹介することが不動産屋の仕事と思っている消費者の方もいるかもしれません。
中には、物件を紹介することが仕事と思っている営業マンもいるかもしれません。
しかしながら、
物件を紹介する事自体に何ら価値はありませんし、私自身は物件を積極的に紹介するという事はありません。
物件を紹介するという仕事自体は、不動産テックの発展によって人ととってかわっていく時代に益々なっていきますが、
AI技術がどんなに発展しようが不動産取引が不動産テックで完結するという事はあり得ないわけです。
今回のようなリフォームされてごまかされた部分を見て益々そう思います。
品質が良い商品は、どんなにオートメーション化が進もうが最後は人の手で仕上がっていたりします。
世界から見て日本の技術や職人は高く称賛されております。
同じ日本人として誇りに思います。
不動産業界に携わる人間としては、職人のような感性を持ち続けなければならないと思うんですよね。
不動産仲介は、コモディティ化された物(商品)ではなくサービスを提供するものなので、
誰(どの職人)が担当するかで結果が大きく変わってきます。
- 買って問題ない物件か見てほしい
- 契約書類関係をチェックしてほしい
- 取引に立ち会ってほしい
- 契約書のみ、調査のみしてほしい
そんなお悩みをある方ご相談ください
もちろん売買契約での仲介でのお取引でのご相談も可能です。
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