こんにちは。
台東区上野で不動産問題解決コンサルティング仲介の
株式会社ユー不動産コンサルタント脇保雄麻です。
今回は、「全国の不動産業者数過去20年推移」についてです。
街を歩けば必ずみつかるコンビニエンスストア
実はコンビニよりも不動産業者の数が多いのは知ってましたか?
平成28年のデータによると全国で不動産業者の数は約12万業者以上あります。
東京都内だけで見ても約2.4万社です。
東京都にある大手コンビニの数はおよそ7000件というので驚きですね。
全国でみてもコンビニ数は約5.6万件です。
不動産業者の数はコンビニのおよそ2倍ということが分かります。
上記グラフは国土交通省から発表されている過去20年間の宅建業者の推移です。
こう見ると平成20年のリーマンショック後にバタバタと倒産していった不動産業者も多かったのですが
平成25年を底として不動産業者の登録件数は年々増加しているとわかります。
2019年の今年は平成最後の年ですが、その前にもいろいろとありましたね。
シェアハウス不動産投資のかぼちゃの馬車による融資書類改ざんによる不正融資が発覚して
スルガ銀行をはじめ徐々に問題が明るみになってきました。
2020年に統計を取ったら不動産業者の件数も逆に落ち込んでくるのかと予想されるのではないでしょうか?
不動産業界の統計見ていると面白くて
不動産業の新規開業件数と同じくらいに毎年廃業している不動産業者も多いのです。
平成29年末での新規不動産業開業件数が約5600件に対して
廃業者数が約5200件となっております。
不動産業者の廃業者数も多いけど、それ以上に新規開業者数が多いということ。
統計ではコンビニの数より不動産業者が多いですが、
一般消費者の方々にとっては街歩いていて不動産業者コンビニより多い?って疑問に持たれた方もいるかもしれません。
その理由は単純で
不動産業者は、特に大きな看板を出して営業している会社だけが不動産業者登録されているわけではなくて
マンションの一室でやっている業者や自宅の一室でやっていたりという業者も含まれるからです。
ちなみに
よく歯科医はコンビニよりも多いと言われておりますが
平成29年全国の歯科診療所の数はおよそ6.8万件です。
それに対して不動産業者数は全国で約12万件です。
東京のマーケットだけをみても東京の歯科診療所数は約1万件です。
東京での不動産業者数は、2.4万件ですから2倍以上あるんです。
歯科での開業はものすごくハードルが高いと思います。
国家資格を所得するのに何年の年月を費やし開業となっても数千万円の設備投資をしなければならない。
やっと開業したと思ったら数百メートル先であらたに歯科医がまた開業と。
それに対して不動産業の開業はというと
国家資格取得するのに年齢制限等はないですし、事務所の事務所の開業資金も少額で出来る。
おまけに仲介業となると在庫を抱えないで済むからと不動産業での新規開業者数が多いんですよね。
不動産仲介の仕事が物件を紹介するだけで高い手数料を儲けられるって思っているから不動産業やってみようとなるのですかね。。。
国土交通省の過去20年間の不動産業者の件数は右肩下がりのグラフですが
今後AI技術が発展していき一般消費者にとっては仲介業者を利用する意味あるの?って疑問を持たれている方は多いと思います。
当然、物件を紹介することが不動産業者の仕事と思っている不動産業者はどんどん少なくなっていくでしょうね。
そうなっていくと今後10年間で不動産業者件数の統計がどこまで右肩下がりのグラフになるのでしょうかね。
インフレによる先行き不安や物価上昇により今後の不動産についても気になるところ
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