隣地境界線での埋設管

不動産取引調査で重要事項の一つに埋設管調査があります。

経験値や調査者によってこの部分は大きな違いが出てきます。

現況有姿です。とか、調査したが不明です。とは・・・・

実は、埋設管って実は大きな問題につながるんです。

 

 

こんにちは。

台東区上野で不動産問題解決コンサルティング仲介の

株式会社ユー不動産コンサルタント脇保雄麻です。

 

今回は、「隣地境界線上での埋設管」についてです。

境界線上に下水道菅マンホールがありました。

 

古い建物ではよくあるんですよね。

境界線が明確でなかったり。

隣の敷地を通過して

下水管が入っていたり。

 

でも今回の物件では

境界線上に下水道菅マンホールがありました。

 

まあ、今回は開けなくても予想はつくのですが

隣の建物の下水と繋がってましたよ。

 

敷地の奥にも下水道菅マンホールがあったので

開けてみると

逆側の建物下水道菅とも繋がってました。

 

昔の建物では建築費をおさえるために

下水管を共有にして道路まで繋げてあることが多い。

 

共有の敷地(例えば私道)に共有菅を入れているなら

問題はないんだけど。。。

 

一戸の宅地に隣地の菅を繋げているから問題があとからでてくるんです。

 

隣地の菅が本地宅地に引き込まれて共有していた場合、

例えば

建物建て替えしたときに問題になってくるんです。

 

私が不動産の仕事が駆け出しだった頃

宅地内の下水道菅引き込みが

宅地内の奥にもマンホールがもう一つあり

隣地の下水道菅と繋がっていたということが

物件引き渡して建物解体後に発覚しました。

 

隣地の方が洗濯機を動かすたびに

洗濯排水が本物件の宅地内に垂れ流しになって

発覚しました。

 

もちろん、売主も隣地の方もそんな事実ははじめて知ったという感じです。

誰が悪いというわけではないですが、

不動産仲介する人間としては、

売主ヒアリングしたが不明でした。

で終わらせるのではなく

しっかりと宅地内をくまなくさがして調べるべきと

実感した出来事でした。

 

その時は隣地の方と話し合いで

下水管を引き込み直す事で合意してもらって終わりました。

 

こういった問題は、建物解体してみないとわからないなんてことも多いのですが、

それでも

「現況有姿ですとか「不明です」で終わらせるのではなく

出来る限りのことは調べる事が不動産仲介では大事だと思う。

 

それを調べもせずに

現況有姿です。とか不明です。

とか建物古いから仕方がない。

とかで済ませている不動産仲介会社が実に多いと感じてます。

 

 

不動産売買は一生に一度の大きな買い物です。

世代が代わり子供の代で建て替えしたときに問題がわかったなんてことは無いようにしたいものですよね。

 

少しでも不動産売買のヒントになれば幸いです

 

不動産売買を安心して取引をしたい方はお気軽にご相談ください。

 

株式会社ユー不動産コンサルタント

脇保雄麻

03-5830-7600

 

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